富山の病院でサードオピニオンを受けた後、抗がん剤治療を引き続き府中の病院で行なうことになり、2クールが終わった段階で富山の病院でCT検査を受けることになっていた。
抗がん剤治療はその日の血液検査で好中球の数値(NEUT数)が1.5以上でないと基本的に治療を行なわない。治療中止になる。
1.5を下回っても医師の判断で1.0以上あれば治療を行なう場合もあると言われていた。
富山の病院で検査を受けるまでの2クール6回の抗がん剤治療のうち好中球の数値が1.5を上回ったのは3回。
残りの3回のうち1回は0.7で迷うことなく中止。他の2回は0.9台でこれも中止になるレベルだったが主治医は「まぁこれぐらいだったら大丈夫っしょ」と言って治療を実施したが、さすがに治療後は吐き気・めまいなどの副作用が強く出た。
家族が同席した診察の時に主治医は「患者さんの命や安全が第一。無理をさせることはありません」と言っていたが..
この強行突破の治療の後は抵抗力がおそろしいほどに下がっていただろうから、感染症にかからなくて本当に幸いだった。
何とか2クールの治療を終えて10月8日に富山の病院で造影剤CT検査を行なった。
一度東京に帰ってからまた検査結果を聞きに富山に来るのは大変だろうからと、医師は忙しい中翌日までに検査結果を検証し翌9日の診察で伝えてくれた。
その結果は..
・膵臓の腫瘍の大きさは変わらない。血管の全周を取り囲んでいる。
・腹水の状態は変わらない。
・肺のかげはがんではなくおそらく炎症。
・腫瘍マーカーはCA19-9が64に下がっている(正常値は37以下)。
という結果だった。
腫瘍の大きさが変わらないというのはかなり残念な結果だったが、肺のかげはがんではなさそうというのはだいぶ嬉しい情報だ!
今の状態では手術はできない。引き続き府中の病院で抗がん剤治療を継続してくださいとのことだった。
今後富山の病院で診てもらえる(手術できる)条件としては..
・血管の取り囲みが減ってきた場合。
・腹水が現状維持か減った場合。
・腫瘍マーカーが正常値になった場合。
・肺の炎症が現状維持か小さくなった場合。
以上の条件が揃った場合に手術を検討するので、その時にまた来てくださいということだった。
富山の病院に転院して治療に集中してもいいと思っていたTOURIだが、家から遠いので負担になるということと、富山の病院はテレビで取り上げられることが多く患者の新規受け入れが難しいという問題があるようで..対応の良くない府中の病院に戻らざるを得なくなってしまった。
府中の病院は大誤診があったことからも、次のCT検査の結果を正しく見るチカラ、今の抗がん剤が効かなくなってきた時の薬の変更のタイミングなどなど、正しい判断ができると思えないため、TOURIが「次の検査もこちらの病院でやってもらいたい」とお願いしたが「検査結果は誰が見ても判るはず。薬の変更も同様。もし迷ったら富山のほうに連絡をくださいと府中の病院への報告書に書いておきます」とのこと。
断られてしまった..
その「誰が見ても判るような判断をできなかったのが府中の病院なんだけどな..」と思いつつ、これ以上はお願いできず..やむなく帰って来てしまうのであった。

