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がん闘病

ネットにあふれる誤情報..

tou-ri  2026年3月26日

最近YouTubeで見た動画からの情報

富山大学附属病院の藤井医師の講義の中に「がん闘病中の人にとって」参考になり、それぞれがよく検討するべきものがあったので共有しておこうと思う。
  【がんチューブ】:https://www.youtube.com/watch?v=tyFFB8I767o
この動画のテーマは膵臓がんのことが中心だが、講義の最後にがん闘病中の人に対しての注意喚起の内容がある。
インターネット上に色々な情報がある中で、実際に自分も疑問を持ったり信じ込んでいた情報もあった。

【インターネット上にある医学的に根拠のない情報】
  ① サプリメントでがんが治る
  ② 余命半年と言われた人が「ある食品」で10年生きている
  ③ 高濃度ビタミンC注射でがんが治る
  ④ 自分の血液から取った樹状細胞免疫療法でがんが治る
  ⑤ がんは糖分をエサにしているから糖分は摂らないほうがいい
  ⑥ 重曹でがん細胞が死滅する
  ⑦「〇〇食」「〇〇オイル」でがんが消える
  ⑧ 民間療法(マッサージ)などでがんが治る
  ⑨ 抗がん剤は正常な細胞を殺してしまうから危ない   ..という内容

多くはワラにもすがりたいがん患者をだます詐欺に近いもので、実際に高額を支払ってしまう人が後を絶たないということで、民間療法に走らず標準治療をお勧めするという意味だと思われる。

実際にネットを見ているとこのような情報はとても多く、詳しく検索していくと芸能人を広告塔にして勧誘しているようなものもあり、多くは驚くほどの高額。
それでもがんが治るなら..余命が延びるなら..と契約してしまう気持ちもよく解る。

かと言ってすべての内容が完全に間違っているということではないようだ。
食品やサプリについては「それだけで治る訳でなくても」治療や体力維持、免疫力アップにプラスになるものもあるし、マッサージなどの民間療法も血行を促進したりリラックスすることで治療にプラスにもなる。
費用や効果をよく検証した上で自分に合ったものを見つけ出して取り入れていくのも悪くないのではないかと思う。

③の高濃度ビタミンCについては多くの人を対象にした比較試験での結果が出ていないだけで、実際にがんが改善した例もあるとのことだ。
がんを経験した医療系YouTuberの医師もその治療を受けているということで、標準治療と並行して行なうと良いと話している。
問題は費用と通院の頻度が高いため、体力的な負担の部分だ。

④の樹状細胞免疫療法やANK免疫療法、〇〇免疫療法というものの情報はインターネット上にあふれている。
自分の血液の成分を抽出して免疫細胞を増殖させてから体に戻すことによって免疫力が増強されてがん組織を攻撃しがんが治るというもの。これこそ一番注意すべきものだと思われる。理屈だけを見ると効果がありそうで試したくなるが、何十年も前からあるわりに未だに保険適用になっていない。ということは効果が証明されていないのだという意見がほとんど。しかも何と言っても費用が驚くほどに高い。
TOURIも「これは効果がありそう!」と思って資料請求してしまったがその費用を見てびっくり。1回の費用が何百万円というレベル。
そんな額でも「がんが治るなら」と契約し、何度も治療を受けてしまうんだろうな..

⑤の糖分については「糖分を摂ってもがんが進行するというエビデンスはない」という意見と「やはり摂れば摂るだけがんが進行する」という意見が真っ二つに分かれている。
インターネット上で医師の肩書きの人が正反対の意見を言っているので判断は難しい。
「摂っても大丈夫」という意見の人は、無理に糖質制限をしてどんどん痩せてしまったり体力を失うぐらいなら、好きな甘いものでも食べて体力や体重を維持したほうがいいし、ストレスの発散にもなるという意見が多いようだ。
「摂らないほうがいい」という意見の人は、多くの人を対象にした比較試験でのエビデンスは出ていないが、がんが糖質をエサにして進行するのは事実なので極力摂らないようにすべき。脳は大量の糖を消費するため糖質を摂らないと思考能力が落ちてしまうという意見もあるが、脳や体の組織にとって必要な糖質は普段の食事(米・穀類や野菜・フルーツ)から摂取できるため、あえて甘いものを食べたり飲んだりする必要はないという意見が多い。TOURIが通院している病院もこちらの意見だった。
摂るとしても最低限にしておいたほうが良さそうだ。

⑥の重曹については、一般社団法人日本先進医療臨床研究会という組織が「ガン治療に対して副作用がなく安全性が高く、多くの症例報告から治療効果が高い事が報告されていて、高い治癒・改善効果が報告されている治療法です。臨床研究会ではガンに対する対症療法として重曹点滴療法をお薦めしています」との見解を出しているので、これも比較試験でのエビデンスがないだけで取り入れても悪くないのではないかと思う。

⑨の抗がん剤治療については多くの医師が「毒性が強く正常な細胞も攻撃してしまうもの」ということは認めているようだが、それゆえに強固ながん組織を攻撃できるものであるという意見のようだ。
医療系YouTuberの多くが「自分がもしがんになったら抗がん剤治療は受けない」と言っているため、それに惑わされて標準治療を受けない人も多いのではないかと思われる。
抗がん剤推進派の医師も「抗がん剤治療を受けたほうが余命が長くなる場合が多い」「うまくいけばがんが縮小して手術にたどり着けるかも知れない」ということを言うが、がんの種類や発症した部位によってその効果は大きく異なり、副作用との兼ね合いや医療費の問題などを考えるとそれぞれのケースで選択が変わってくるだろう。
抗がん剤治療を続けたくても副作用が深刻になり治療を中断・中止せざるを得なくなったという話はよく聞く。
余命が少し長くなるとか手術にたどり着いた人がいるという話はあくまでも過去の統計やそれぞれのケースなので、抗がん剤という強い薬を使うことに関しては主治医と相談しながら個人の価値観・副作用・医療費を考えながら決めるしかないのだと思う。

「ネットにあふれる誤情報」というタイトルだが、実際には「誤情報」というより「曖昧な情報」が多いという感じなので、自分でよく調べて、主治医や薬剤師・管理栄養士などの意見を聞いて、自分で納得した上で取り入れていくべきだと思った。


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膵臓がんサバイバー・陶芸人
Tou-Ri
東京で生まれすぐに米・コロラド州へ。帰国後は茨城県大洗町・ひたちなか市で過ごす。 10歳の時に東京都小金井市へ。 陶芸作家としての活動をしつつ、介護福祉士・社会福祉士としても従事した。 定年退職後の2024年に膵臓がんを発症し余命宣告を受ける。 治療を受けながら作陶活動も続けている。
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